編集

プロジェクトパネルとシーケンス

シーケンス作成で、編集準備を整える。

プレミアプロには「シーケンス」と呼ばれる動画の流れを作る箇所があります。動画クリップをつなげて流れのある一つの動画を作るための作業スペースで、今回はそんな、シーケンスについて説明していきます。

シーケンス

取り込んだメディアを並べてカットして、動画全体の流れを作る箇所。

とその前に、動画を編集するためには、事前に動画を「プロジェクトパネル」に読み込んでおく必要があります。もし素材の読み込みがわからない方はこちらを参照してください。

動画素材を読み込んだら、動画クリップをシーケンス上にドラッグ&ドロップしていけば、それだけで動画が出来上がります。

プロジェクトパネルに読み込んだクリップをタイムラインパネル内のシーケンスの枠(「メディアをここにドロップしてシーケンスを作成します。」と記載のある箇所)へドラッグ&ドロップすれば、シーケンスが作成されクリップが表示されます。

クリップをドロップし、シーケンスが作成されると左側のプロジェクトパネル内に以下の様に緑色の四角のついてシーケンスが表示されます。(このアイコンの色は自由に変更できます。)

この緑の四角がシーケンスです。ここをクリックすればシーケンスが開かれ、名前を変更したり、シーケンスを削除したりもできます。

シーケンスの設定を確認する。

パソコン上部の「シーケンス」を選択し、「シーケンス設定」を押せば現在の設定状況がわかります。

クリップをドラッグをしたらシーケンスが作成されることは前述の通りですが、最初にドラッグしたクリップの設定をもとにシーケンスの設定というものは決まります。

シーケンスの設定は後からいつでも設定変更可能なので、初めての方はこちらの設定はあまり神経質になる必要はありません。特に制作する動画のサイズや縦横比など特にこだわらないのであれば、最初は何も考えずにドラッグ&ドロップして動画編集を初めても問題ありません。

ではどういった時にシーケンスの設定を確認する必要があるかというと、動画のサイズや縦横比など制作する動画の設定が決まっている場合、正しい設定になっているか把握しておく必要があるからです。

動画のサイズや縦横比が決まっている場合は、シーケンス設定を確認せよ!

最初にドラッグして取り込んだクリップの設定をもとにシーケンス設定がなされます。

クリップの設定とは例えばフルHDなのか4Kなのか横向き(1920×1080)なのか縦向き(1080×1920)なのかの違いです。

横向きのクリップをドラッグし、シーケンスを作成すれば、シーケンスは横向きになります。そのシーケンスに縦向きのクリップを追加してもシーケンスそのものは横向きになります。

例えば、スマホで縦向きに撮影した動画素材と横向きに撮影した動画素材を両方使い、インスタグラムのリール(縦向き)の動画として1つの動画として完成させたい時に、先に横向きの動画を入れてしまうとシーケンス設定を縦向きに設定し直す必要があるので注意が必要です。

フルHD動画、4K動画、縦向き、横向きなど完成動画をどのようにしたいか決まっている場合などはシーケンス設定をすることで完成動画を正しい形で書き出せるため、最初の段階でシーケンス設定について理解しておいてください。

まとめ

とにかく動画を作ってみたいという方にはこちらの設定への細かい理解は後回しで問題ないので、読み込んだメディアをシーケンスへドラッグ&ドロップする。という作業だけ覚えておきましょう。