動画編集前に用意するもの
動画編集をする前に用意しておくべきものは下記の通りです。
・Adobe Premiere Proのインストール(Adobe公式HPへ)
・パソコン(スペックは下記参照)
・外部SSD(本体保存の場合は不要)
・動画に利用する素材(撮影素材、効果音、BGM、ロゴ、写真など)
パソコンのスペックを確認
Premiere Proに関わらず、動画制作には必要最低限のスペックを兼ね備えたパソコンが必要です。
ではどのくらいのスペックがあれば、動画制作において「必要最低限のスペック」となるのでしょうか?
最低条件
CPU:Corei7以降
メモリ:16GB以上
ストレージ:256GB以上
これが私たちが考える動画制作における「必要最低限のスペック」です。
動画制作といってもどのレベルの動画を作るのかによって、必要なスペックは変わってきます。
Youtube投稿用にフルHDで十分な方が、無駄に高スペックなパソコンを買う必要はないですが、スペック不足で動画がカクついて動かなくなるのも避けたいところです。
もちろんこれは最低条件なので、今後4K動画やアニメーション動画、3Dモデリングなどに挑戦していきたい方はCorei9やM1チップ、32GB以上のパソコンを検討した方がよいでしょう。
最低条件以下のパソコンはすぐに買い換えた方がいい?
例えばCPUがCorei5、メモリが8GBでも動画編集はできます。ただし、4K動画の制作やアニメーションテロップを少しでも入れると、頻繁にPremiere Proが反応しなくなったり、動かなくなったりします。
現在上記のスペック以下のパソコンを持っている方は、パソコン購入を急がずに、まず一度Premiere Proをダウンロードしてみて、カクつきが自分にとって耐えられるかどうか判断してみてください。
すでに予算があってパソコンを購入しようとしている方、手持ちのパソコンでPremiere Proを起動して動画編集を簡単にやってみたけど、カクついて動かない、と言う方は上記のスペック以上のものを購入しましょう。
データ管理を事前に行う。
Premiere Proを立ち上げる前にフォルダーに動画編集に使う素材や音声データ、BGMなどを入れる場所を整理しておきます。
なぜデータ管理は重要?
Premiere Proで編集中に動画素材のデータを移動していますとリンク切れを起こし、リンク接続の回復という無駄な作業が発生します。
またフォルダリングでデータ管理をしておかないと、動画編集中にデータが増え、どこに何のデータがあるかわからなくなることも多いです。
まず初めにデータ管理の自分なりの手順を決めておくと良いでしょう。
Premiere Proではプロジェクトを作成した後に編集中の動画データを別フォルダに移動すると「リンク切れ」を起こします。リンク切れを起こすと編集中の動画をプレビューで流せなくなります。再度データを検索することでリンク切れを解消し再接続ができるのですが、これが意外と手間になります。
動画素材は一旦フォルダに保存したら、安易に移動しないようにしましょう!
本体保存か外付けSSDか?
どちらもメリットはありますが、状況によって異なるため、ご自身に合った保存方法をお選びください。
・パソコン本体のストレージに余裕がある人
・プロジェクトファイルや動画素材を他人に引き継がない。共同作業をしない人
・電車やカフェなど出先で動画編集することが多い人
・パソコン本体のストレージはあまりない人
・ストレージにかかる費用を抑えたい人
・複数人での共同プロジェクトなどデータを誰かに引き継ぐ可能性がある。
フォルダの整理
パソコンでもSSDでも動画編集に利用するフォルダを一つ作り、そこから階層的にフォルダ分けするとよいでしょう。
例:「動画編集」というフォルダを作り、そのフォルダ内に作成する動画ごとのフォルダを作成

動画ごとのフォルダ内は以下の項目のように素材ごとに分けるとわかりやすいです。
「プロジェクト」「動画素材」「画像素材」「効果音&BGM」「ロゴ」「書き出し(確認用)」「書き出し(納品)」

この他の分け方でももちろん構いませんが、最初に自分なりのデータ管理のルールを作ってから動画編集を始めないと、あっという間に動画のデータが増えていきますのでご注意ください。
そして一度フォルダに入れたデータは基本的にはあまり移動しない!
これを徹底してください。
まとめ
以上プレミアプロでの動画編集を始める前に準備することでした。
パソコンやアプリのインストールは、プレミアプロを始める上で絶対に必要な項目です。
フォルダ整理などは、はじめに準備をしておけば、後になって楽になるため、是非最初の段階から準備しておきましょう。